Ligeng Art Gallery                   庚 1950年生 著名画家 京都造型芸術大学教授

 

作品紹介例

李庚の絵はしずかに変化している。かれの作品はとみに精神的気韻の高まりを示すようになった。塗り剰(あま)した空白の部分が、異様に輝いてみえる。まるでその空白の部分をつくるために、筆を振るったかのようである。対象の内部から溢れ出るエネルギーが、力強い墨と、緊迫したみごとな出会いを成し遂げ、私たちはそのに目にみえない稲光りを、胸に感じる。それにしても、これほどすばらしい構成力を持つ画人は、現代中国でほかにいないのではあるまい。(作家 水上 勉)

世に水墨絵は多いけれど、ひと目で見て、ああ、これは李庚さんだな、と思う。遠くからも、それは云いあてられる。大きいのである。筆の力が音を立てて迫るのである。山も動き、水もむろん動いているのである。ああ、東洋の正統派がここにいるな、と思う。小さな和紙いっぱいにあぐらを書いた岩があり、樹が茂り、水が湧いている。李庚さんの好んで絵描く山水画だが、どんな小さな絵にも妙があって、絵は紙にはみ出て宇宙に通じている。(歴史家 作家 陳舜臣)

李庚は多芸多才な青年画家であるが、わけても水墨山水画の技法に優れ、「心境山水」の創造追求に余念がない。私もかれの水墨山水画を愛する者であるが、自分の職業から特に彼の画中に天池の墨色、冬心の決断、石涛の筆情、八大山人の余韻を敏感に感じ取ることができる。彼自身はひろく取り入れている数々の長所についていえば、十分な気韻の貫通があり、大自然を取り入れた創造力、北の雄渾と南の秀麗をよく心中にたく蓄え、手法は心の思うままに重厚自在に良く走り、淋漓たる墨色の中に細かやな用筆がにじみ出ており、その技法は穏重かる温潤、しかも収筆は幽深に溢れ、突尢たる奇景の大らかなスケールが保たれており、恬淡かる天真浪漫な人間の風格の一斑を覗い知ることができる。とにもかくにも彼の大自然を手本とし、それを運用し、内心深く心得してゆく。その造詣の深さは見事である。(北京故宮博物館院長 楊伯達)

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